車のニュース
更新日:2024.04.01 / 掲載日:2024.04.01
マクラーレン 60年の歴史を次世代モデルに昇華する新デザイン方針発表
マクラーレン・オートモーティブは3月29日、今後のデザインの方針について声明を発表した。
今回の発表では、次世代デザインを定義し、“Performance by Design”のメッセージを体現するものとして“EPIC(エピック)”、“ATHLETIC(アスレチック)”、“FUNCTIONAL (機能的)”、“FOCUSED (フォーカス)”、“INTELLIGENT (インテリジェント)”という5つの基本理念を提示。
この理念はモータースポーツエンジニアリングにおける成功へのアプローチと最先端のスーパーカーを融合させたデザインを分かりやすく表現しており、多角的なデザインアイデアによって次なるデザインへの道を切り開くものとしている。
同社の最高デザイン責任者であるトビアス・シュールマン氏は「レーシングは私たちのDNAであり、美はパフォーマンスのあくなき追求から生まれます。私たちは60年にわたるマクラーレンの歴史に深くインスパイアされていますが、過去に安住しているわけではありません。私たちのデザインDNAは、マクラーレンの60年にわたるモータースポーツのヘリテージをベースに、革新的かつ超軽量スーパーカーへと昇華させます。新しい時代、新しいクルマ、様々なプロダクト、そして その中心にあるのはPerformance by Designなのです」と語っている。
マクラーレンF1やそのLM、GTRモデルに採用されるフラットで低いノーズは、マクラーレンMP4/4など大成功を収めたF1マシンに採用されていたサイド・エアインテークからのインスピレーションを反映させたもの。
マクラーレンのシグネチャーデザインを決定づけるパフォーマンス・ラインは、フロントとリアのオーバーハングが短く、前傾姿勢のプロポーションを持つ。マクラーレンを象徴するカンナムレーサー、マクラーレンF1、マクラーレンP1のフォルムから直接インスパイアされたものだ。
F1から導入されたリアビューデザイン、オープン・バック・エンドは、放熱機能ももったマクラーレンの特徴的なデザインで、すべてのマクラーレンモデルに受け継がれている。直線的なグラフィックと水平方向に配置されたデザインによって、よりワイド感と車高を強調し、レーシングカーのようなコンパクトなプロポーションを実現している。
マクラーレンのレーシングDNAにインスパイアされた「ラップアラウンド」コックピットは、ドライバーがドライビングにのみ集中することができる環境を目指したもの。スタイリッシュなインテリアデザインと良好な前方視界を両立し、圧迫感のない空間を作り上げた。
マクラーレン 公式HP:
https://cars.mclaren.com/jp-ja
【あわせて読みたい】